10月の東京って、街を歩くだけで秋の空気とアートの香りが混ざって、なんだかいつもよりちょっとワクワクしますよね。
アート好きにはたまらない季節が、今年もやってきました。2025年の秋も、見逃せない展覧会が続々と開催されます。
そこで今回は、せっかくなら絶対チェックしてほしい「注目の展覧会TOP3」をピックアップ。
クラフトマンシップや職人技を体感できる展示、ポップアートの名作、自由でエネルギッシュなストリートアートまで、個性豊かな作品が東京の美術館やギャラリーに集まります。
どの展覧会も、観るだけでワクワクする体験が待っているはず。秋のアート散歩の参考に、ぜひチェックしてみてください!
ちなみに私も、この3つは全部絶対行きたいと思っています(笑)。
2025年10月の注目アート展覧会TOP3
3位:オスジェメオス+バリー・マッギー One More 展
「オスジェメオス+バリー・マッギー One More 展」
会期:10月17日(金)〜2026年2月8日(日)
会場:ワタリウム美術館
入場料:一般 1500円
最寄駅:外苑前駅3番出口より徒歩5分

ストリートアートの巨匠、バリー・マッギーと、双子ユニットのオスジェメオスが初めてタッグを組む、世界初のコラボレーション展。
バリーはサンフランシスコ近代美術館やヴェネチア・ビエンナーレで大規模な壁画を発表し、オスジェメオスもワシントンのハーシュホーン美術館で1年間にわたる個展を開催するなど、世界的に高く評価されるアーティストです。
展示は、ドローイングや絵画、彫刻、インスタレーション、パフォーマンス、ビデオアートなど多彩。さらに、レコードショップやアニメーションルームも登場し、まるで街のエネルギーをそのまま美術館に持ち込んだような空間が広がります。
Amio自由で遊び心にあふれた“アートセッション”のような体験ができる、注目の展覧会です。
オスジェメオス(OSGEMEOS)
1974年、ブラジル・サンパウロ生まれの双子のアーティストデュオ。ヒップホップカルチャーや現代アートから影響を受け、陽気で独自のスタイルを確立。世界各地の美術館で個展を開催し、都市空間を象徴する存在となっています。
バリー・マッギー(Barry McGee)
1966年、サンフランシスコ生まれのストリートアーティスト。巨大な壁画やインスタレーションで知られ、1998年にはサンフランシスコ近代美術館のコレクションに選定。グラフィティ名「TWIST」としても活動し、ストリートやコミュニティをテーマに制作を続けています。
2位:アンディ・ウォーホル「ANDY WARHOL – SERIAL PORTRAITS」
アンディ・ウォーホル「ANDY WARHOL – SERIAL PORTRAITS」
会場:エスパス ルイ・ヴィトン東京
会期:10月2日(木)〜2026年2月15日(日)
入場料:無料
最寄駅:表参道駅A1出口より徒歩4分

Andy Warhol, Self-Portraits (1977-1986). © The Andy Warhol Foundation for Visual Arts, Inc. / Licensed by Adagp, Paris 2025. Courtesy of Fondation Louis Vuitton Paris. Photo credits: © Primae / Louis Bourjac
エスパス ルイ・ヴィトン東京で開催される本展は、「ポートレート」をテーマに、アンディ・ウォーホルの代表作からあまり知られていない作品までを厳選して紹介します。
この展覧会は、フォンダシオン ルイ・ヴィトンが世界各地で作品を公開する国際プロジェクト「Hors-les-murs(壁を越えて)」の一環。ミュンヘン、ヴェネチア、北京、ソウル、大阪などでも同じく展開され、より多くの人々にコレクションを届ける取り組みのひとつとなっています。
アンディ・ウォーホル(Andy Warhol)
1928年、アメリカ・ピッツバーグ生まれ。本名はアンドリュー・ウォーホラ。カーネギー工科大学(現カーネギー・メロン大学)で美術を学び、1949年にニューヨークへ移住。広告イラストレーターとして活躍しながら、やがてアーティストとしての活動を本格化させました。
1960年代にシルクスクリーン技法を用いた作品を発表し、消費社会や有名人を題材にする「ポップアート」の旗手として世界的に注目を集めます。スタジオ「ファクトリー」を拠点に映画や音楽、雑誌など幅広い分野へも進出。芸術と大衆文化の境界を取り払い、美術のあり方そのものを変えました。
1987年に逝去するまで多彩な表現を追求し続け、現代アートに大きな影響を与えた存在として、今もなお強い存在感を放っています。
1位:「la Galerie du 19M Tokyo」
「la Galerie du 19M Tokyo」
会期:2025年 9月30日(火)〜10月20日(月)
会場:森アーツセンターギャラリー
入場料:無料(事前予約制)
最寄駅:六本木駅1c出口より直結

六本木ヒルズの森アーツセンターギャラリー&東京シティビューで、2025年10月20日まで開催される「la Galerie du 19M Tokyo」。
シャネルがパリで設立した複合施設「le19M」による特別展で、職人技やクリエイションの魅力を間近で体感できます。
2021年に設立された「le19M」には、11の工房と約700人の職人が集まり、刺繍や羽根細工、金細工、靴、帽子など、幅広い芸術的手仕事の世界を探求しています。
- le Festival:華やかで祝祭感あふれる職人技のインスタレーション
- Beyond Our Horizons:日仏の職人やアーティストによる特別展
- Lesage 100年の物語:ルサージュの刺繍とツイードの100年の歴史を紹介
革新と伝統が融合した空間で、職人技の奥深さや遊び心をじっくり楽しめます。さらに音声ガイドも用意されており、作品や職人技の背景を知りながら鑑賞できるのもポイントです。
Amio音声ガイドは安藤サクラさんや小松菜奈さんが担当。お二人の声で、作品の魅力をより深く楽しめます♪
実際に会場に足を運んだレポート記事もぜひご覧ください。

展覧会まとめ・比較ポイント
今回紹介した3つの展覧会は、それぞれ雰囲気もジャンルも全然違います。
- 「la Galerie du 19M Tokyo」
職人技やクラフトマンシップが光る展示。細かい手仕事や素材感をじっくり楽しみたい人におすすめです。 - アンディ・ウォーホル「ANDY WARHOL – SERIAL PORTRAITS」
カラフルでポップな世界が広がる展示。気軽にアートを楽しみたい人にぴったり! - オスジェメオス+バリー・マッギー「One More展」
ストリートアートの自由でエネルギッシュな空間。遊び心あふれる体験を求める人におすすめです。
どれに行こうか迷ったら、自分が「見てみたい!」とワクワクする雰囲気の展示からチェックするのが一番です♪

