そんなランキングだなんて選べないくらいのアーティストが沢山いるのはわかっております。でもでも特に大好きで追いかけていたというより、もちろん好きで気になる存在ではあったものの、友人に誘ってもらったり、偶然チケットが取れて参加できたライブをきっかけに、気づけば心を掴まれてしまったアーティストたちがいます。音楽の力、ステージの熱気、そして会場全体が一体になるあの瞬間――そのすべてが忘れられない体験になりました。今回はそんな“偶然の出会い”から虜になった3組のアーティストを、ライブの感動とともにランキング形式でご紹介します!
1位|米津玄師(よねづ けんし)

実は「レモン」など話題になった曲しか知らなかった私。『米津玄師 2025 TOUR / JUNK』友人に誘ってもらって貴重な機会だと思い前日にこのアルバムを購入慌てて聴いて参加しました。まず1位に米津玄師を選んだのは、ライブの「場」の空気を一瞬で塗り替えてしまう圧倒的な存在感があったから。とにかくやばかった。ステージの照明、音の重なり、そして彼の声の波が、まるで自分が音の渦の中に飲み込まれたような体験をもたらしてくれた。楽曲のどこか毒っけを含みながらも共感を呼ぶ歌詞が、観客ひとりひとりの胸にグッと迫ってきて、その瞬間「ライブって最高だな」と心から思えました。そして何よりもトークも良かった・・・彼の人柄が前面に出た独自の綺麗な言葉を使った話し方、表現の仕方がまたたまらなかった。もう少しでも興味ある方は絶対に行ってほしい。
2位|宇多田ヒカル

出典:HIKARU UTADA OFFICIAL WEBSITE
続いて2位は宇多田ヒカル。言わずもがな私にとって、青春でもあり今でも変わらずに新曲が出れば飛びつくアーティスト。「音楽とは何か」を深く、そして優しく問いかけてくれた存在、それが宇多田ヒカルさんです。
『Hikaru Utada Laughter in the Dark Tour 2018』彼女のライブに初めて足を運んだ時のことは、今でも鮮明に、心に刻まれています。会場の明かりが落ち、静寂が訪れる瞬間。張り詰めた空気の中、観客全員が息を潜め、ステージの一点に意識を集中させる、あの静かな緊張感こそが、宇多田さんのライブの醍醐味の一つかもしれません。
そして、その静寂を破って放たれた、最初の「生の息遣い」と共にある歌い出し。
驚くべきことに、彼女の歌声は、音源として完璧に磨き上げられたアルバムの音程と寸分たがわぬ正確さを保ちながらも、その場にいる私たちだけに語りかける「生」の情感をまとっていました。そのクリアで圧倒的な声量、そして何よりも心に真っ直ぐ響く表現力によって、彼女の曲が作る独自の濃密な世界へと、私はスッと引き込まれてしまったのです。
それは、ただ「歌がうまい」という言葉では片付けられない体験でした。
観客が、まるで一つの大きな生き物のように、その音にそっと寄り添い、音の粒ひとつひとつを逃すまいと集中している様子もまた、感動的でした。そして、楽曲がクライマックスを迎え、音が壮大に開いていく瞬間、会場全体が音のエネルギーに包まれ、一気に一体感が爆発するのです。
あの時、私は心の底から「音楽って、こんなにも人の魂に染み入るものなんだ」としみじみと感じました。その感情の揺さぶり、身体を貫く音の振動は、画面やスピーカー越しでは決して得られない、かけがえのない体験でした。彼女のライブは、単なるコンサートではなく、心を浄化する儀式のようであり、人生で何度も体験したい特別なアートなのです。
3位|Alicia Keys(アリシア・キーズ)

私が選ぶライブ体験の第3位は、R&B界の至宝、アリシア・キーズ。
彼女のライブは、友人から誘われた2007年11月28日に開催された『YAHOO! LIVE TALK』という特別な企画でした。会場は、都内でも屈指のお洒落な場所にあるライブハウス、代官山UNIT。会社帰りの普段着のまま、まさかあの小さな、親密な空間で、世界のトップアーティストのパフォーマンスを観られるとは、まさに最高の贅沢でした。
ホールのような大きな会場とは異なり、観客との物理的な距離が極めて近いこのシチュエーションは、すべてを特別なものに変えました。目の前で繰り広げられるのは、海外アーティストならではの桁違いのスケール感と、彼女の真骨頂であるソウルフルな歌唱。
ピアノの前に座った彼女から生まれる音は、その小さな会場の隅々まで染み渡り、体に直接響いてくるようでした。ピアノを中心に展開されるライブ構成は、まるで彼女の音楽的なルーツを辿る旅のようであり、その音の厚み、グルーヴ、そして圧倒的な声量に、僕は一瞬たりとも目を離すことができませんでした。
時にアリシアと観客の間で交わされるアイコンタクトや、熱い声援に応えるその仕草は、距離感をぐっと近く感じさせ、「同じ空間で呼吸している」という生々しい感動を与えてくれました。
この一夜の体験は、私にとって単なるライブ鑑賞という枠を超え、人生を揺さぶられるほどの衝撃でした。音楽のジャンルや国境といった枠を超えて、**「音楽の持つ力」**を新たに心から魅了されました。終演後、思わず「生まれ変わったらミュージシャンになりたい!」と強く願ったほどです。それは、来世の望みが見つかった瞬間でもありました。この刺激的な体験があったからこそ、彼女の来日公演が大きな話題になるのも、深く納得できるのです。
そして2015年12年ぶりの来日しましたね! 8月19日(火)の「サマソニエクストラ単独公演」行きたかったあ〜涙
おまけ|

出典:「 IRIS OUT / JANE DOE 」特設サイト
コラボ楽曲紹介:JANE DOE(米津玄師 × 宇多田ヒカル)
最後に、1位の米津玄師と2位の宇多田ヒカルがタッグを組んだ「JANE DOE」。この曲は劇場版 チェンソーマン レゼ篇 のエンディングテーマとして起用されていて、両者の世界観が重なり合った貴重な作品。なんて夢のようなコラボ。お二人の対談などもたまらない。終始緊張されていた米津玄師もなんだか不思議な空間を感じられてすごく良かった。楽曲もピアノとストリングスを基調に、少し不安定なコード進行とともに、歌声が静かに迫ってくるような構造。宇多田ヒカルが第一ヴァースを歌い、そのあと米津玄師が自身の世界観を重ねていく構成で、まるで二人の対話を音で見ているような感覚になる。このコラボがあったからこそ、1位と2位のアーティストにさらに深みが出たように感じました。
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