神在月の出雲に、ずっと行ってみたいと思っていました。でも「いつか行けたらいいな」と思っているうちに、気づけば何年も経っていて。そんな中、タイミングが重なって、神奈川県から車で出雲まで行くことになりました。
今回の旅は、女子4人。私は主に旅のプラン担当で、行く前からガイドブックや『るるぶ』を何冊か読み込み、出雲の歴史や神社のこと、回り方などをしっかり予習してから臨みました。一方で運転はというと、他の3人が担当。私は一応免許はあるものの、完全なるペーパードライバーなので、今回は無理せず「考える役」に徹することにしました。
3泊4日、うち1泊は車内泊。おしゃれな旅とは言えないけれど、「このメンバーだから行けたな」と思える、ちょうどいい女子旅でした。
長距離ドライブに、知らない土地の夜道。正直ちょっと不安になる場面もあったけれど、温泉で疲れを流したり、車の中でいつもの女子トークに笑ったり。そんな何気ない時間も含めて、すごく“女子旅らしい旅”だったなと思います。
神在月の出雲は、想像していたよりも静かで、落ち着いた空気。観光地を巡るというより、自分たちのペースで、ひとつひとつの場所と向き合うような時間でした。
今回の旅では、出雲大社を中心に、稲佐の浜、須佐神社、大神山神社、サムハラ神社など、いくつもの場所を巡りました。どこも素敵だったけれど、全部を同じ温度で語るのはちょっと違う気がして。
この記事では、「女子旅目線で、心に残った順」に、神在月の出雲で巡った “ご縁スポット” をTOP3形式で紹介します。がんばりすぎない旅だからこそ感じたことを、正直にまとめました。
きれいな景色も、静かな神社も、そして「また来たいね」と自然に思えたことも。そんな3泊4日の出雲女子旅の記録、よかったら最後まで読んでみてください。
今回の出雲女子旅スケジュール(ざっくり)

※写真は筆者が撮影したものです
今回の出雲女子旅は、神奈川県から車で向かう3泊4日の旅。うち1泊は車内泊という、少しだけチャレンジ要素のある行程でした。
初日は出雲大社周辺を中心に、稲佐の浜や命主社を巡り、2日目は須佐神社や神魂神社、足立美術館など、少し足をのばして島根を横断。最終日は大神山神社からサムハラ神社へ立ち寄り、長い帰路につきました。
細かく見るとかなり盛りだくさんですが、実際は「無理に詰め込まない」「そのときの空気を大事にする」を意識したスケジュール。だからこそ、どの場所も印象深く、心に残る旅になった気がします。
ここからは、その中でも特に心に残った “ご縁スポット” をTOP3形式で紹介していきます。
神在月の出雲で巡った “ご縁スポット” TOP3
ここからは、今回の旅で実際に巡った場所の中から、「行ってよかった」「特に心に残った」と感じた“ご縁スポット”を、TOP3形式で紹介していきます。
事前にガイドブックで予習はしていましたが、実際にその場に立って感じた空気や、自分たちの気持ちの変化は、やっぱり行ってみないとわからないもの。
このランキングは、「有名だから」「定番だから」ではなく、女子4人で旅をして、素直に印象に残った順に並べました。
神在月という特別な時期に出雲を訪れたからこそ感じたことを、ひとつずつ、正直に書いていきます。
第3位:須佐神社(静かだけど芯が強い場所)

※写真は筆者が撮影したものです
出雲大社のような華やかさはないけれど、今回の旅で、なぜか心に強く残ったのが須佐神社でした。私たちが訪れたのは、朝一番。境内はまだ静かで、空気が澄んでいるのがはっきりとわかりました。
足を踏み入れた瞬間、背筋がすっと伸びるような感覚があり、ここは「観光」というより、ちゃんと向き合う場所だなと感じました。須佐神社は、スサノオの御魂を鎮めたとされる神社。

※写真は筆者が撮影したものです
本殿の後ろには、樹齢1300年ともいわれる大杉があり、近くに立つだけで、自然と言葉が少なくなるような、神秘的な雰囲気がありました。
そして、強く印象に残っているのが参拝のタイミング。鳥居をくぐった直後、突然、雪混じりの激しい雨が降り出しました。それも、ほんの1分ほど。「え?」と思う間もなく、何事もなかったかのように、すっと止んだのです。
驚きましたが、不思議と怖さはなくて。むしろ「ちゃんと来たんだな」と、静かに迎え入れてもらったような気持ちになりました。
須佐神社は、派手な出来事がある場所ではありません。でも、参拝を終えて車に戻ったあとも、大杉の存在感や、あの一瞬の天気の変化が、なぜかずっと頭から離れませんでした。
この旅は、最初から特別な出来事を求めなくていい。そう思わせてくれたのが、須佐神社だった気がします。
Amio旅の2日目で正直ちょっと疲れてたけど、ここで気持ちがスッと整った感じがしました。ということで、迷わず第3位に選びました。
第2位:稲佐の浜(旅の始まりにふさわしい場所)

※写真は筆者が撮影したものです
神在月の出雲女子旅で、私たちが最初に向かったのは、稲佐の浜でした。
12/4の朝6時、出雲大社の駐車場に到着。神在月ということもあって、この時間でも385台停められる駐車場は、すでに8割ほど埋まっていました。「朝早いのに、やっぱり人多いね」と思ったのを覚えています。
参拝前に少しお腹が空いたので、まずは朝食へ。出雲大社の入り口目の前にあるスターバックス出雲大社店は、8時半オープン。私たちがお店に着いたのは8時半過ぎでしたが、その時点ですでに行列ができていました。

※写真は筆者が撮影したものです
店内では、出雲限定のマグカップでイートイン。勾玉の形をしたテーブルや、ご縁を意識したインテリアも可愛くて、「参拝前から出雲っぽいね」なんて話しながら、ゆっくり過ごしました。
そのあと、稲佐の浜へ。出雲大社へ向かう前に立ち寄る、神様をお迎えする場所として知られている浜です。正直、行く前は「ただの海だったらどうしよう」なんて思っていたのですが、浜に立った瞬間、空気が少し変わった感じがしました。
日本海の風はかなり強くて、波の音も大きい。でも、不思議と落ち着いていて、気持ちがスーッと静かになるような感覚。女子4人で、特に言葉を交わすわけでもなく、それぞれのペースで浜を眺めていました。
今思うと、あの時間がよかったなと思います。ここで砂をいただいてから、いよいよ出雲大社へ。稲佐の浜は、参拝前に気持ちを切り替えるのに、ちょうどいい場所でした。派手な感動はないけれど、旅の最初にここに来たことで、このあとの参拝が、少し丁寧な気持ちでできた気がします。
Amio神在月の出雲旅のスタート地点として、静かに印象に残った場所。ということで、第2位に選びました。
第1位:出雲大社・命主社(今回の旅の中心)

※写真は筆者が撮影したものです
神在月の出雲女子旅で、今回の旅の中心になった場所が、出雲大社と命主社でした。
正直、行く前から「きっとここが1位になるんだろうな」という気持ちはありました。でも実際に参拝してみると、その想像以上に “しっくりくる感覚” が残りました。12/4の朝、稲佐の浜で砂をいただいてから出雲大社へ。
神在月という特別な時期もあり、朝の時間帯でも境内には多くの人がいました。それでも不思議と騒がしさはなく、全体が静かで落ち着いた空気に包まれているような。鳥居をくぐって境内を歩いていると、自然と足取りがゆっくりに。「ちゃんと向き合って参拝しよう」そんな気持ちに、無理なく切り替わっていく感覚でした。

※写真は筆者が撮影したものです
本殿で参拝したあと、稲佐の浜でいただいた砂を、出雲大社の境内にある素鵞社(そがのやしろ)でお納めします。そして、そこにある砂を新たにいただき、お守り代わりとして持ち帰りました。
この一連の流れを実際に体験してみて、「参拝して終わり」ではなく、ひとつの儀式のように感じられたのが印象的でした。

※写真は筆者が撮影したものです
そして、今回特に心に残ったのが命主社(いのちぬしのやしろ)です。
出雲大社の境内にありながら、少し奥まった場所にあるためか、本殿とはまた違った、やわらかい空気が流れていました。命主社のそばには、樹齢1000年ともいわれる巨大なムクノ木があります。
近くに立つと圧倒されるというより、長い時間を静かに見守ってきたような、どっしりとした安心感を感じました。観光客の流れも少なく、境内全体がとても静か。この場所では、「自分のことを整える時間」をそっともらえたような気がします。
参拝を終えてからも、なぜかすぐに帰る気になれず、女子4人でゆっくり境内を歩きながら、それぞれ余韻に浸っていました。派手さはないけれど、あとからじわじわ効いてくる。今回の出雲旅で、気持ちの軸になっていた場所。
Amio正直、ここは別格。行く前から分かってたけど、やっぱり一番印象に残った場所でした。ということで、出雲大社・命主社を第1位に選びました。
おまけ:出雲大社近くで食べた十割そば「砂屋」の話

※写真は筆者が撮影したものです
出雲大社の参拝を終えたあとは、お昼ごはん。
出雲大社勢溜前の横断歩道渡ってすぐの場所にある、十割そば専門店の砂屋というお蕎麦屋さんへ向かいました。
ちょうど木曜日だったこともあり、周辺の蕎麦屋さんは体感で8割くらいが定休日。その影響もあってか、砂屋は90分待ち。正直ちょっと迷いましたが、「せっかく来たしね」と、並ぶことにしました。
待ち時間は長かったけれど、食べてみて納得。十割そばなのに、ぼそぼそした感じがまったくなく、のどごしもよくて、びっくりするくらい美味しい。派手さはないけれど、「ちゃんと美味しいお蕎麦を食べたな」と思える一杯でした。
参拝のあとの、静かな満足感にもぴったり。神在月の出雲は、お店の営業日や混雑状況も含めて、いつもより少しだけ計画性が必要。でも、こうして待ってでも食べてよかったと思えるお店に出会えたのは、旅のいい思い出のひとつです。
Amio食後に一口ぜんざい付きで、ちょっとテンション上がった。北海道産つぶあん×白玉に、そばがき入りで最後まで美味しい♪
十割そば専門店「砂屋」|お店情報

※写真は筆者が撮影したものです
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 店名 | 本格手打蕎麦 出雲 砂屋-SUNAYA- |
| 住所 | 島根県出雲市大社町杵築南772 2F |
| アクセス | 出雲大社正面より徒歩20秒 |
| 営業時間 | 平日11:00〜15:00 土日・祝日10:30~15:30 (売り切れ次第終了) |
| 定休日 | 火曜日 第3月曜 |
| 席数 | 22席 |
この日は木曜日で、周辺の蕎麦屋さんがほぼお休み。90分待ちでしたが、十割そばとは思えないほど食べやすくて、並んだ甲斐がありました。
神在月の出雲旅を終えて思ったこと
神在月の出雲は、思っていたよりも静かで、落ち着いた場所でした。初日は稲佐の浜から出雲大社へ。海の前で気持ちを切り替えてから参拝したことで、自然と心が整った気がします。
翌日は須佐神社へ。少し疲れが出てきたタイミングだったからこそ、あの静かな空気が、そっと背中を支えてくれました。女子4人での長距離ドライブや、知らない土地の夜道。不安もありましたが、温泉に入ったり、車の中で笑ったり。そんな何気ない時間も含めて、とても “女子旅らしい旅” だったと思います。
本当は、参拝したかった神社がこのほかにも10社ほどありました。でも、すべてを詰め込まなかったからこそ、「また来たい」と思える余白が残りました。神在月の出雲は、一度で巡りきる場所ではなく、何度も訪れたくなる場所。
次は、今回行けなかった神社を目当てに、また出雲を訪れたいと思います。

