【2025年上半期】映画好きが選んだ！今観るべき映画TOP5

2025年の上半期も、映画界は話題作が続々と登場しました。

今回は、映画好きが観て “よかった！”と感じた5本をピックアップしてランキング形式で紹介します。

映画選びに迷っている人は、ぜひ参考にしてみてください！

映画好きが選んだ！話題の注目作 TOP5

2025年上半期、映画好きが出会った感動・笑い・そして心に残るテーマを描いた注目作を、ランキング形式で5本ご紹介します。

順位	作品タイトル	制作国
1	エミリア・ペレス	フランス
2	知らないカノジョ	日本
3	教皇選挙	アメリカ・イギリス合作
4	ザ・ルーム・ネクスト・ドア	スペイン
5	ミッキー17	アメリカ

【ランキング１位】『エミリア・ペレス』レビュー

『エミリア・ペレス』

あらすじ

メキシコの麻薬カルテルのボスが、過去を捨て去り、性別適合手術を受けて女性として新たな人生を歩み始めるという衝撃的なストーリー。

その変革の中で繰り広げられる数々の事件を、クライム、コメディ、そしてミュージカルの要素を交えながら描いています。

見どころ

『エミリア・ペレス』は、2024年の第77回カンヌ国際映画祭で高い評価を受けた作品です。

特に注目すべきは、カルラ・ソフィア・ガスコンが演じたエミリア・ペレス／マニタス役で、彼女はトランスジェンダー俳優として初めて女優賞を受賞しました。

また、映画はアカデミー賞にも大きな影響を与え、13部門にノミネートされるという快挙を達成しました。

その中で、ゾーイ・サルダナが助演女優賞を受賞し、主題歌賞も獲得。多様性と革新性を大切にしたこの作品は、映画業界に新しい風を吹き込んだ作品です。

【ランキング２位】『知らないカノジョ』レビュー

『知らないカノジョ』

あらすじ

作家としての夢を叶えた男が、ある日突然 “別の人生”に放り込まれる――しかも、愛したはずの妻は自分を知らない？

“もしも”が交錯する切なくも不思議なラブストーリー。観る人の記憶と感情にじんわり残る一作です。

見どころ

2021年のフランス・ベルギー合作『ラブ・セカンド・サイト』を原作に、恋愛映画の名手・三木孝浩監督が贈るファンタジックラブストーリー。

シンガーソングライターmiletの映画初出演とは思えない自然な演技が印象的で、物語の余韻にもじんわり浸れます。

恋愛映画として、ただの甘いラブストーリーにとどまらない深さを感じさせる一作です。

【ランキング３位】『教皇選挙』レビュー

『教皇選挙』

あらすじ

教皇の死を受け、世界中の枢機卿たちが集結。新たな教皇を選ぶ「コンクラーベ」が幕を開ける――。

舞台はバチカン、密室の礼拝堂。投票の行方とともに、次第にあらわになる人間ドラマと裏の駆け引き。

宗教と権力が交差するその瞬間を、重厚かつスリリングに描いた注目の政治ミステリーです。

見どころ

『教皇選挙』の見どころは、何といっても“コンクラーベ”という閉ざされた神聖な空間のリアルな描写。

実在の儀式に基づきつつも、そこに潜む人間の欲や信念、駆け引きが丁寧に描かれていて、静かな緊張感が終始漂います。

第97回アカデミー賞で脚色賞を受賞し、作品賞や主演男優賞など計8部門にノミネートされた注目作です。

【ランキング４位】『ザ・ルーム・ネクスト・ドア』レビュー

『ザ・ルーム・ネクスト・ドア』

あらすじ

重い病に侵され、安楽死を選んだマーサ。彼女は、長年会っていなかった親友イングリッドと再会し、限られた時間を一緒に過ごすことに。

マーサは「ドアを開けて寝るけど、閉まっていたら私はもういない」と告げ、最期までを静かに見守ってほしいと頼みます。

ふたりの会話と静かな日々が、胸にじんわり響くあたたかなドラマです。

見どころ

第81回ベネチア国際映画祭で金獅子賞に輝いた感動作。

重いテーマを扱いながらも、ティルダ・スウィントンとジュリアン・ムーア、実力派2人の静かな共演が深く心に残ります。

美しいインテリアやファッション、詩のような語りも印象的で、じんわりと胸に響く一作です。

【ランキング５位】『ミッキー17』レビュー

『ミッキー17』

あらすじ

人生巻き返しを狙った男ミッキーが飛びついたのは、“死んでも生き返る”という一見夢のような仕事。

だがその実態は、命を使い捨てにされるブラックすぎる任務だった——。

ある日、自分のコピーと鉢合わせたことで事態は思わぬ方向へ…！

見どころ

ポン・ジュノ監督ならではの社会風刺と、SFの枠を超えたブラックユーモアの融合。

ロバート・パティンソンが、何度も死んでは蘇る“再生労働者”という難役に挑み、絶妙なバランスでシリアスとユーモアを行き来します。

近未来を舞台にしながら、現代社会の不条理や個の尊厳にまで踏み込んだ、見応えある一作です。

評価スコア一覧

ランキングにランクインした5本の映画を、主要な評価サイトでスコア比較しました。

国内外の評価を参考に、各作品の魅力をチェックしてみてください。

※スコアはすべて2025年5月2日現在の情報です

まとめ

今回ご紹介した『映画好きが選んだ！今見るべきTOP５』は、ジャンルや国はさまざまですが、どれも心に残る作品ばかりです。

『エミリア・ペレス』は、力強さと軽やかさを兼ね備えた印象的な一本。『知らないカノジョ』と『教皇選挙』は、静かな余韻が心地よい。

『ザ・ルーム・ネクスト・ドア』や『ミッキー17』は個性的な世界観が魅力で、観る人を引き込みます。

ちょっとクセのある作品もありますが、どれも心に響くものがあり、観る価値ありです。気になる作品がありましたら、ぜひご覧になってみてください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました！