2025年の上半期も、話題作が続々と公開されてワクワクが止まりませんよね。
新作から口コミで評判の作品まで、「どれを観ようか迷ってる…」なんて人も多いはず。
そこで今回は、そんな話題作の中から、映画好きが厳選したイチオシの5作品をランキング形式でご紹介します。
どれもストーリーの深さ、俳優の演技、映像美までしっかり楽しめる、ただ話題なだけじゃない本物ばかり。
気軽に楽しめるものから、じっくり考えさせられるものまで幅広くピックアップしたので、ぜひお気に入りの一本を見つけてくださいね。
それではさっそく、2025年上半期に映画好きが選んだ注目の5作品をチェックしていきましょう!
1位:『エミリア・ペレス』

公開年 | 2025年 |
---|---|
制作国 | フランス |
監督 | ジャック・オディアール |
主演 | カルラ・ソフィア・ガスコン |
出典:映画.com『エミリア・ペレス』
2025年注目の『エミリア・ペレス』は、なんといってもストーリーの深みとキャラクターの魅力が際立っています。
役者たちの感情豊かな演技と、計算し尽くされた演出が見事にハマっていて、観る人をグッと物語に引き込みます。
映画好きの間で高く評価されているのも納得で、話題になるだけのことはあるなと素直に感じられる一本です。
あらすじ
メキシコの麻薬カルテルのボスが、過去を捨て去り、性別適合手術を受けて女性として新たな人生を歩み始めるという衝撃的なストーリー。
その変革の中で繰り広げられる数々の事件を、クライム、コメディ、そしてミュージカルの要素を交えながら描いています。
見どころ
- カンヌで主演女優賞という快挙!
主演のカルラ・ソフィア・ガスコンが、トランスジェンダー俳優として初の主演女優賞を受賞。映画史に残る出来事です - アカデミー賞でも高評価!
13部門ノミネートの中から、助演女優賞と主題歌賞を受賞 - 社会性とエンタメ性のバランスが絶妙
多様性をテーマにしつつ、音楽やビジュアルで魅せる新感覚のドラマ。重すぎず、でもしっかり心に届きます

主題歌『El Mal』で見せるゾーイ・サルダナの怒りと迫真の歌声は圧巻!
2位:『知らないカノジョ』


公開年 | 2025年 |
---|---|
制作国 | 日本 |
監督 | 三木孝浩 |
主演 | 中島健人 |
出典:映画.com『知らないカノジョ』
『知らないカノジョ』は、恋愛の甘さとミステリーの緊張感が絶妙に混ざり合った作品。
恋人の正体や過去に隠された秘密が、観客を最後まで惹きつけます。
主演の繊細な演技と脚本の巧みさが光り、ただのラブストーリーでは終わらない意外な展開が話題に。
恋愛映画好きはもちろん、サスペンス好きにもおすすめです。
あらすじ
作家としての夢を叶えた男が、ある日突然 “別の人生”に放り込まれる――しかも、愛したはずの妻は自分を知らない?
“もしも”が交錯する切なくも不思議なラブストーリー。観る人の記憶と感情にじんわり残る一作です。
見どころ
- 三木孝浩監督が描く、やさしくて切ない世界
恋愛映画に定評のある三木監督ならではの、温かみと余韻が残るストーリー - miletの自然な演技にキュン♡
シンガーソングライターのmiletさんの映画初出演とは思えないほどのナチュラルな演技が魅力的 - 甘さだけじゃない、大人の恋愛映画
ファンタジックだけどリアル。恋愛のもろさや強さに、思わず自分を重ねたくなるような1本です



2021年のフランス・ベルギー合作映画『ラブ・セカンド・サイト』を原作に、日本の名監督が新たな視点で紡いだファンタジックなラブストーリーです。
3位:『教皇選挙』


公開年 | 2025年 |
---|---|
制作国 | アメリカ・イギリス合作 |
監督 | エドワード・ベルガー |
主演 | レイフ・ファインズ |
出典:映画.com『教皇選挙』
『教皇選挙』は、宗教と政治が交錯する舞台で繰り広げられる重厚な人間ドラマ。
実際の教皇選挙の裏側をリアルに描きつつ、権力争いや信念のぶつかり合いを深く掘り下げています。
見応えある展開に加え、細部までこだわった美術や衣装も見どころ。
考えさせられるテーマが好きな方に特におすすめです
あらすじ
『教皇選挙』の見どころは、何といっても“コンクラーベ”という閉ざされた神聖な空間のリアルな描写。
実在の儀式に基づきつつも、そこに潜む人間の欲や信念、駆け引きが丁寧に描かれていて、静かな緊張感が終始漂います。
第97回アカデミー賞で脚色賞を受賞し、作品賞や主演男優賞など計8部門にノミネートされた注目作です。
見どころ
- 神聖かつ閉ざされた“コンクラーベ”のリアルな描写
実際の儀式をもとに、緊張感あふれる空間が丁寧に再現されています - 人間の欲望や信念、駆け引きが織りなすドラマ
権力争いや心理戦が静かに、しかし深く描かれている点が魅力 - アカデミー賞での高評価
第97回アカデミー賞で脚色賞を受賞、計8部門ノミネートされた話題作



実力派俳優たちの演技と美しい映像が光る、ラストの衝撃が印象的な良作です!
4位:『ザ・ルーム・ネクスト・ドア』


公開年 | 2025年 |
---|---|
制作国 | スペイン |
監督 | ペドロ・アルモドバル |
主演 | ティルダ・スウィントン |
出典:映画.com『ザ・ルーム・ネクスト・ドア』
『ザ・ルーム・ネクスト・ドア』は、親友同士の穏やかな時間や会話が胸に沁みる静かなドラマです。
ティルダ・スウィントンとジュリアン・ムーアが繊細に演じるふたりの姿はとても魅力的で、洗練されたファッションやインテリアも物語に美しい彩りを添えています。
派手さはありませんが、観終わったあとも静かな余韻が心に残る一作です。
あらすじ
重い病に侵され、安楽死を選んだマーサ。彼女は、長年会っていなかった親友イングリッドと再会し、限られた時間を一緒に過ごすことに。
マーサは「ドアを開けて寝るけど、閉まっていたら私はもういない」と告げ、最期までを静かに見守ってほしいと頼みます。
ふたりの会話と静かな日々が、胸にじんわり響くあたたかなドラマです。
見どころ
- ベネチア国際映画祭で金獅子賞を受賞した感動作
世界的に高く評価された重厚なテーマを扱う作品 - ティルダ・スウィントン&ジュリアン・ムーアの静かな共演
実力派女優2人が織りなす繊細で深い演技が印象的 - 美しい映像美と詩的な語り口
洗練されたインテリアやファッション、心に残る語りが胸に響きます



ティルダ・スウィントン演じるマーサの部屋は、とってもおしゃれ。ソファの後ろにあるルイーズ・ブルジョワのアートがいいアクセントになってます!
5位:『ミッキー17』


公開年 | 2025年 |
---|---|
制作国 | アメリカ |
監督 | ポン・ジュノ |
主演 | ロバート・パティンソン |
出典:映画.com『ミッキー17』
『ミッキー17』は、『パラサイト』のポン・ジュノ監督がロバート・パティンソンを主演に迎え、エドワード・アシュトンの小説を原作に描いたSFエンターテインメント。
未来の地球を舞台に、複製人間ミッキー17の数奇な運命をブラックユーモアたっぷりに描きつつ、独特の世界観と哲学的な問いがじんわり心に響きます。
観終わったあと、思わずいろいろと考えさせられるような作品。SFやブラックコメディ好きならぜひチェックしてみてください。
あらすじ
人生巻き返しを狙った男ミッキーが飛びついたのは、“死んでも生き返る”という一見夢のような仕事。
だがその実態は、命を使い捨てにされるブラックすぎる任務だった——。
ある日、自分のコピーと鉢合わせたことで事態は思わぬ方向へ…!
見どころ
- ポン・ジュノ監督ならではの社会風刺とブラックユーモア
SFの枠にとどまらず、現代社会への鋭いまなざしが光る - ロバート・パティンソンの挑戦的な演技
“死んでは蘇る再生労働者”という難役を、シリアスとユーモアを交えて熱演 - 近未来を通して問う、人間の尊厳と不条理
ディストピア的な世界観の中に、人間らしさや希望を見出す深みのあるストーリー



『ミッキー17』の制作費は約1億1,800万ドル(約185億円)!前作『パラサイト』の1100万ドルから一気にスケールアップ。
まとめ
今回ご紹介した2025年上半期の話題作は、ジャンルや制作国こそさまざまですが、どれも心に残る作品ばかりです。
『エミリア・ペレス』は力強さと軽やかさをあわせ持つ印象的な一本。『知らないカノジョ』や『教皇選挙』は、観たあとに静かな余韻が心地よく残ります。
『ザ・ルーム・ネクスト・ドア』や『ミッキー17』は個性的な世界観が魅力で、観る人をしっかりと引き込んでくれます。
どの作品も高い評価を受けていて、ちょっとクセのあるものもありますが、それだけに心に響くものがあり、観る価値は十分です。
次に観る映画選びの参考になれば嬉しいです。これからも最新の映画情報や注目作をどんどんお届けしていくので、ぜひまたチェックしてくださいね!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。